10大きのこ

現在、梅雨盛り。停滞前線が関東平野部を上下して、雨が降ったりやんだり天候は定まらない。樹木共生きのこたちは地下のシロでは子実体というきのこ元基を製造中だ。これから地温度上昇ときのこ水分がうまくかみ合えば、地上にきのこの花を咲かせる。きのこプロローグは終わりこれから第一楽章演奏会はやってくる。まだ降雨は十分とは言えないが、うまくきのこ演奏ができるように期待を込めて待つ望んでいる。
以下は我が祖国日本が誇る、10大名菌たちを発生順に登場していただく。

1 チチタケ

梅雨明けと同時進行で栃木県では生死を賭けて採集者が山地にやってくる、チチタケ争奪戦は開始される。自分も晴れて? 栃木県人となったから、正々堂々と大挙してやってくるきのこ狩り集団と互角に勝負する心構えはできている。

2 シャカシメジ

栃木県ではセンボンと呼ばれているシャカシメジがチチタケ採集終盤ごろに発生する。例年、チチタケばかり追っかけまわしている最中にでるから、昨年度大量に発生したセンボンを大半、流してしまった経験がある。今年こそ良好出汁きのこシャカシメジをものにしたい。

3 マツタケ

早出マツタケときたら、8月中旬からちらほら発生する。チチタケとセンボンとマツタケがこの時期早くも小ピーク同時発生進行してしまいから、うまくきのこ採集スケジュールを調整してマツタケをゲットしたい。それでも事実上きのこ王道最高峰の位置にあって、発生は豊作年度に当たれば11月上旬まで出るから、あまり焦って勝負はかけない。

4 マイタケ

山地きのこのなかで、大量収穫も夢ではなく時に1株20キロから30キロに及ぶ、巨大きのこに生長することもあり、その収穫を夢見て特大背負いかごを特注、まだ出番は来ないがマイタケ詣でさえやっていれば、夢は実現できると確信している。奥山きのこ狩りの王様で多種きのこ追従を許すことはない。

5 ホンシメジ

きのこ味ではホンシメジに勝るきのこはない。ここ10年来、マイタケ狩りに執念を燃やすあまり、9月20日ごろ、ホンシメジ収穫のピークを迎える。それは巨大マイタケの採集と重なり、しばし後れを取ってしまう苦い経験を重ねている。今年こそ、おびただしいシメジ菌のなかで本物シメジである、ホンシメジを余すことなく収穫季節到来を待っている。

6 シシタケ

シシタケ、コウタケ論争はさておき、シシタケを乾燥してから炊き込みご飯を仕込めば、日本米を最高水準ご飯に仕上がる。山と渓谷社刊、きのこ図鑑によれば要注意きのこ扱いになってる。しかし、10年以上続行している、きのこ遊悠学きのこ祭り。及びきのこ会席における我が手で山採りしたシシタケを料理披露した結果、誰一人腹痛事件は起きていない安心安全きのことだと断言できる。
シシタケ発生はホンシメジが終わると出るから採集しやすいが、都市部からやってくるシシタケマニアとのしのぎを削る戦いは今年もやってきそうだ。

7 ナラタケ

優良きのこ出汁がとれるポピラーきのこといえるのがナラタケだ。広葉樹針葉樹樹種を選ぶことなく片っ端から木材を腐らせる、まさに日本最強きのこがナラタケなのである。すでに春きのことして採集済ながら、やはり秋発生するナラタケには出汁きのことして遠く及ぶことはない。昨年度大量発生したナラタケを流してしまいきのこ採集人として失格の烙印を頂戴してしまい、今年リベンジのきのこ熱は上昇中。

8 ハナイグチ

カラマツ林に発生するイグチの仲間だ。長野県では時候坊と呼ばれているこのきのこ発生と同時に熱き戦いが開始される。ハナイグチ豊作年度であれば、足のふみがを選ばないとイグチを踏み潰すこともあって、ハナイグチ愛好家を有頂天にさせてくれる。種を鑑定することは易しく、カラマツ林における紛らわしいきのこはなく、きのこ入門者向きにうってつけきのこ。長野県で珍重することはハナイグチを料理できる料理人であれば全員納得できる味を提示してくれる。

9 ヒラタケ

きのこ発生は長く春から晩秋まで収穫できる。すでに春ヒラタケは当ブログで紹介済み。けれども秋から晩秋にかけてブナ倒木から出る奥山ヒラタケの出汁は捨てがたい。特に晩秋にかけて発生するオニワカイはこの時期発生するきのこのなかで最高の位置にある。

10 ナメコ

10月の終わりから11月にかけて、ブナ立ち枯れあるいは倒木におびただしいナメコを見ることがある。あまりにいっぺんに発生しているから、周辺の照度は急上昇、明るい花が咲いた光景は優良きのこ狩りラストを飾るきのこにふさわしい。

番外編

惜しくもクリフウセンタケが選に漏れてしまった。けれども良好出汁が出ることは誰でも理解している。いずれにしても、きのこ狩り本番はこれからだから、準備万端きのこ万華鏡を今年も拝見したいものだ。
今日は写真なし。まだ自信のある優良食菌との出会いはない。いつの日か10大きのこたちとの再会を待ち望んでいる。

[PR]
by minoru-eco-kinoko | 2016-07-15 17:47 | きのこ礼讃 | Comments(0)